レインツリーの国有川 浩 / / 新潮社
『図書館内乱』に登場した本が、実際に登場しちゃったスピンアウト企画モノ。実現させてくれた新潮社さん、ありがとう。
図書館戦争シリーズを読み終わってからしばらく経ってしまったので単純に独立した1作品として読んでしまいました。ま、いいよね。この二人がこの先ずっと幸せでありますように。それにしても、重くなりそうな内容なのに意外とさらっとした印象なのは、作中幅を利かせてた関西弁のせいでしょうか?あれだけ見事に関西弁でメールが書けるってすごいです。てか、ネイティブで関西弁の人って、文章を書くときも関西弁なんでしょうか?(そんなことないですよね?でもちょいうらやましいかも。)
で、読みながら、伸の意見にいちいち賛同しながらも、所々あいたたた…と痛い所を突かれてた気がします。とりあえず自分のまわりに(思い当たる範囲では)耳にハンデをもった人がいないので、今までその人々のことをちゃんと考えたことがなかったんで、随分といい加減な認識だったかなと。もし目の前に耳にハンデを持った人がいて、その人に対して自分のとろうと思ってる行動がはたしてその人に喜んでもらえるものなのかどうかなんて考えたこともなかった。結局いくら考えたところでよくわからないんだけど、でも、その人を不快にさせるような行動だけはしたくないなと。最低限それだけはしないような対応をしたいなと思いましたね。もちろん耳だけじゃなくて、様々なハンデをもつ人に対して。それも健常者だからしてあげなきゃなんていう押し付けがましい考えじゃなくて。自分がほんの少し気をつけたらその人が快適に過ごせるように。あ、でもそれは相手がどんな人でもいえることなんだよなぁ(あれ?着地点ずれた?)。とにかく、身体的にハンデを持つ人も持たない人も、心にハンデを持つことなく正々堂々と生きていけるといいなと、そんな風に思ったのでした。